2009年02月09日(月) |
おかしな教育観・空しい教育観 |
昨日の午前中に、朝刊のトップ記事について書いたのだけれど、 夜になって、新聞の奥まったところに教育コーナーがあるのを見つけた。
鳥取県では、小学校でずっと学級委員長を置かなかったそうだ。 「リーダーを選ぶのではなく、平等を重視すべきだ」 この平等主義は、運動会での徒競走や、学芸会のキャストにも及ぶ。
学校現場ではしばしば、平等とか人権という観念について、 すごくいびつな解釈がまかり通るものだ。
文科相が「倫理観や自制心、自立心を育てるための5つの提案」。。
1 読み書きそろばん外遊び 、、、(笑) 外遊び、って、どうやってさせますか? 公園や道路に警官多数配置しますか? ゲーム機など、今からなしにできますか? 塾通いを禁止できますか? そろばん、小学校の必須科目にできますか? 「朝の読書」などの時間を必須の活動にできますか?
2 校訓を見つめ直し、実践する。 どの学校の校訓も、正しい教育を謳ってますか? 私は、怪しい校訓、知ってますよ。
3 先人の生き方や本物の文化・芸術から学ぶ。 本物の文化・芸術に触れさせるためには、お金かかりますよ。 それから、先人って、具体的にどんな人ですか?
4 家庭で生活の基本ルール。 生徒の教育より親の教育、というのが現場の長年の訴えです。 良識的な家庭の方が多数派だとは思っていますが、 教育を混乱させているのは少数派の家庭でして。。。 で、どうやってそういう家庭を教育するんですか? 教育委員会は、どんな理不尽にもぺこぺこするばかりだし。。 教育委員会の体質を改善してもらえますか?
5 地域の力で教育を支える 昔は自然と何となくこれができていたと思うのです。 週5日制になってから、これがずっと課題だったのに、 今になって改めて言わなきゃならないのは、なぜ? いろいろ原因はあると思いますが、そのひとつは、 個人主義的競争原理を教育の要にしようとしてきたからです。 それで学力向上が期待できるという幻想を抱いて。。。
ほんとに空しい弁舌だなぁ、と思う。 言うは易しを口にするだけで高給取りなんだから、恐れ入る。 3日やったらやめられん職業だということがよくわかる。
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