TENSEI塵語

2009年02月10日(火) クローン犬が1400万円

昨夜、ニュースZERO でやっていたクローン犬の報道。
愛犬を喪ったアメリカの夫婦が買った、その取材ということで。。

死んだ愛犬の細胞から核を取り出す。
他の雌犬の卵巣から核を取り出す。
その卵巣に愛犬の核を埋め込み、細胞分裂を始めたら
また別の雌犬に移植する。
・・・こんな説明だったかな、、?
つまり、クローン犬の誕生には、他の2匹の雌犬が利用されるらしい。

夫婦はとても嬉しそうだ。
生まれたクローン犬はランスロットの子犬の時とまったく同じだった。
今は、正式の名を、ランスロット・アンコールと言うそうだ。

うーん、、、
私の想像的な感覚だと、いくら同じ遺伝子情報を持つとはいえ、
ランスロットとランスロット・アンコールは別の存在という気がする。
とにかく、ランスロットそのものでない、と思うのだ。
よく似た犬も、クローン犬も大差ないように思われるのだが。。
でも、実際に飼ってかわいがった人にとっては、
私のこの想像的な感覚とは違うのだろうか?

そのクローン犬の値段は1400万円!(◎◎;
本体より高額なのでは?
提供した企業は、喜んでもらえて楽しいから、これからも続けるという。
この技術は韓国の方が進んでいるそうで、
韓国だったらもう少し安いかもしれない。

死んだ我が子のクローンを、と望む親や、
亡くなったお子さまのクローンを、と提供しようとする業者が、
永遠に現れないことを祈る。
(ま、いくら何でも、法が禁止し続けるだろうけど、、)



ついでながら、クローン犬の前の報道は、麻生首相の演説。
日本の不況は他の先進国に比べたら大したことない、と笑顔で語る。
だって銀行潰れてないでしょ? とも語って笑っている。。

うーん、、何でそんな言い方できるかなぁ。。
昨年末からのあの失業者たちの問題を抱えているはずなのに。。
明日の生活に困っている人々がいるというのに、
その対策を先送りし続けている人が。。
他国との比較でなく、それ自体が大したことだし、深刻なはずなのだが。

大したことない、に反して、イギリスやアメリカと比較すると、
昨年末の株価の下落のもっとも大きかったのは日本だと言う。
それだけ、海外の投資家たちが、日本経済を危ぶんだということになる。

あの笑顔と「大したことない」は何なのだろう?
ルーズベルトの炉辺談話を真似た? 、、とはとても思われないのだが。


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