先日、「相棒」のDVDのスリム版が出ているのを知って、 ちょっと迷ったけれど、結局予約注文した。 スリム版は安価だし、省スペースだからありがたいけれど、 買い始めたらシーズン7まで買い続けなきゃいけなくなる、、、 それで迷ったのだけれど、結局手に入れることに決めた。
スリム版が発売されたのは、きょう公開の映画 「鑑識・米沢守の事件簿」にちなんだ企画のようで、 発売されたのはシーズン1(12話)・2(21話)と、 それらに先立つ土曜ワイド劇場で放映された3話とのことである。
昨夜と今夜で、そのプレ・シーズンの3話を見た。 (大相撲ダイジェストが2時過ぎなので起きてなきゃいけないし、、) これらはたぶん、いわゆる2時間ドラマの枠のもので、 正味90分余のドラマである。
特命課というのは、窓際部署というか、はみ出し部署である。 右京がなぜそこに追いやられているのか、まだよくわからなかった。 とりあえず、有能すぎるがゆえに邪魔にされてるらしい、、 ということぐらいしかわからなかった。
最近、警察小説をいくつも読んできたのだけれど、 手柄をあげる、ということについてのこだわりが想像以上に強い。 自分が手柄をあげなきゃいけない、自分の部署でなきゃいけない、 手柄を横取りされないように注意しなきゃいけない、、、 そういう思いでしのぎを削り合う姿が描かれている。 いくら懸命に働いて、捜査に貢献しても、 自分が手錠をかける、ということがまったくなかったら、 それが理由で左遷させられるようなことが書いてあるものもあった。 情報は共有しなきゃいけないが、手柄のためには、 慎重に情報を交換しなきゃいけない、、とも。。。
このドラマにも、そういう面は描かれている。 右京を目の敵にしているような捜査一課の連中は、 捜査一課の面子だけで捜査を横取りしようと四苦八苦している。 ある小説にも書いてあったけれど、真実追求のためとはいえ、 他の部署の領域を侵すのはタブーなのだそうである。
しかし、右京にはそんなことはまったく関係ない。 捜査一課に証拠品を横取りされて憤る相棒の薫に対して右京は言う。 「手柄ですか? 手柄を立ててどうしますか?」 「手柄を立てたいんだったら、君は降りた方がいい。 徒労に終わりますからね」
要するに、真実のためだけ。。。 立場や面子には一切かまわず信念で活躍する、、、これは、 「HERO」や「24」などに強く感じて来た魅力と一致する。
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