昨日の9時からの「臨場」は、原作のイメージとの違和感もあり、 もう2〜3回見てみないと何とも言えないな、、と思ったのだが、 今夜の10時からの「BOSS」はよかった。
「臨場」はタイミングが悪かったかもしれない。 先日までやっていた「VOICE」の二番煎じみたいな印象になったし、 「VOICE」が、視聴者を泣かせることにこだわってたのに対し、 その死にまつわる人情よりも、 現場の真実を追究する検屍官の思いが主眼になっている。 それもいいのだけれど、特異なキャラを描こうとする演出が、 いろいろな雑音も生み出していて、展開がいまいち。。。
今夜の「BOSS」は、「相棒」と似たような部署の話である。 キャリアを捨てた女刑事が、数年間のアメリカ研修の後、 帰国して警視庁の特別部署のボスとなるが、 集められた部下は、各部門の余計者ばかり。。。 最初から、不要な部署の烙印付きで、邪魔物扱いされる。
しかし、快刀乱麻のごとき推理と、てきぱきした捜査方針、、、 最後は、心理学的な裏付けのある取り調べ、 さらには、刑事として演技力を駆使しての大逆転。
「相棒」のおっとり落ち着いた緻密な推理の魅力とは違う、 スピード感のある、緻密な推理と作戦の魅力である。 今後の展開がとても楽しみなドラマである。
|