TENSEI塵語

2009年04月23日(木) 久々に加古隆のピアノ曲を聴く

よく聴いていたのは数年前、、ぐらいに思ってたのだが、
この塵語で検索してみたら、2002年の3月には10枚ほどのCDを
持っていたようだから、10年くらい前なのかもしれない。
塵語にほとんど書いてないようだから、これを始める前だったらしい。

初めて聴いたのは、ソニー・クラシカルという、
クラシックの名盤を100枚売り出した中の1枚だった。
「ジブラルタルの風〜加古隆ピアノ・ソロ・ベスト」というCD。

1曲目の「ジブラルタルの風」が聞こえ始めた時から、
こりゃハマりそうだな、と思ったことを覚えている。
実際、この曲には1回聴いただけでハマってしまった。
続く「ポエジー(グリーンスリーブスの編曲)」でも、
中間部に、「ジブラルタル」的な独自の音楽を作っているし。。。

サティーとドビュッシーの趣を混合させたような曲もあるし。。
現代のショパンと呼びたくなる曲もあるし。。(「夜に」とか、、)
メロディーよりも、響きの美を追求したような曲もあるし。。
ちょっと難解で、親しみにくい純クラシックみたいなのもあるし。。
とっつきにくく始まって、ポップス・ムード・ミュージックに転じ、
複雑なカデンツァを伴うようなのもあるし。。。

もちろん、ドラマや映画の音楽も手がけてるから、
親しみやすさ第一の曲もある。

多彩。。。

「白梅抄」や「パリは燃えているか(「映像の世紀」の音楽)」に至り
完全にハマってしまったのだった。
今一番好きなのは「白梅抄 − 亡き母の」かもしれない。

今夜、3〜4枚のCDを抜き出していろいろ聴いているうちに、
また全部聴き直して、魅力の全貌を確かめてみたくなった。

ひとつの曲を、オーケストラと一緒にやったり、
他の楽器や声と一緒にやったり、ピアノのみで演奏してみたり、、
それぞれに応じて、テンポや演奏スタイルが違っていたり、、
というのも、この人の演奏を聴くおもしろさである。


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