TENSEI塵語

2009年04月25日(土) (-人-)(-_-)/凸チーン、、のタイミング

毎週土曜の七日ごとの法要のあとは、住職と1時間近い雑談になる。
彼は若い、、からかどうか知らないが、かなり笑いの多い雑談になる。


読経の間に、どういうタイミングでリンをチーンと鳴らすのか、
きょう、ちょっと尋ねてみた。
ぜんぜん鳴らさない時間が長く続くし、
3〜4度、そんなに間をあけずに鳴らすこともある。
経文の冊子を見ていても法則性がぜんぜん見出せないし、
そうかといって、とてもその時の気分で鳴らしているとも思えない。

するとこんな答えが返ってきた。
本山(永平寺など)では、導師の他に6人の僧がいて、
それぞれが鳴り物を担当しています。
リンや木魚も、3〜4人がかりでないと運べないような大きなもので、
それを担当の僧が鳴らします。
リンを鳴らすのは、導師が立って前に進み焼香をする時です。
その動きに合わせてリンを鳴らします。
私たちはそれをひとりで全部やらなきゃいけないもんですから。。

ん、、、? と即座に合点がいかなかったのだが、
要は、その本物の法要のイメージに合わせて鳴らしてるわけ?

うーん、、、私には思いもよらなかった話。。


彼はさらにこんな話もしてくれた。
鳴り物は1日の中の時間を知らせる時も、いろいろ使われる。

例えば、修行の時などは、起床は3時なのだけれども、
時間係が鈴を鳴らしながら回って、それで皆起きて布団をたたみ、
顔を洗いに行って、坐禅に入る。
梵鐘が鳴り響くと坐禅が終わり、朝の勤めへ。。
朝食の前には、板が打ち鳴らされる。
そうした、決められた「音」が時間を告げるのだと。。

話はさらに、修行時期の苦労話になったが、これはまた明日にでも。。


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