TENSEI塵語

2009年04月30日(木) 耳に障る言い回し

妙な言い回しも、1回だけたまたまだったら忘れてしまうのだが、
(自分だってうっかり間違った表現することもあるし、、)
繰り返し聞かされるとイライラが募る。

朝のラジオの、某パチンコ店のCM。

「楽しく遊べるなら、こしたことはない」

1度目は、は??
2度目は、おい!
3度目は、あの。。。
・・なんて具合に違和感が募ったのだが、
毎朝出勤のたびに聞かされてるうちに、イライラしてくる。

CMを作るために、何人かの人間が関与してるはずなのに。。
放送局も、こんなのは使えない! と断固作り直させるべきだ。


ところが、学校でもこんなことがあるのだ。
職員会議や毎朝の連絡会で、

「置かさせていただきます」
「配らさせていただきます」
「言わさせていただきます」

なんでわざわざ「させ」なんて、、???
ら抜きよりもさ入れの方が罪深い気がする。
こんな言い回しを、何人かの主任が多用する。
何度も聞かされると、そのたびに耳の痛い思いをする。

新種の丁寧表現なのだろうか?

「後ほど机上の上に配らさせていただきます」
なんて言われると、実にご丁寧ながら、耳には二重苦である。


大学時代のフランス語会話の時間に、
我々が誤った表現を使ったり、発音が正しくなかったりすると、
フロモン先生が、右手に杖を持っていながらも、
両手を両耳にあてて、大げさそうに耳が痛いことを訴えたものだった。
悩ましい言い回しを聞くたびに、あのフロモン先生の姿をふと思い出す。


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