木枯し紋次郎リメイクだって、、、江口洋介で、、 と先日子どもたちから教えられたとき、 えーーー、とも、はあん? ともつかぬ叫びをあげてしまい、 (正確にどんな反応をしたかも覚えてないほどの驚きで、、f^_^; 絶対見ないだろうと確信していた。
けれども、今夜になったら、どんな感じ? と気になって、 結局見始めてしまった。 途中何度も、もういいわ、、とやめようとしたけれど、 結局最後まで見てしまった。
それにしても勇気ある俳優だ。 水戸黄門を引き継いだ俳優にも以前その勇気を讃えたことがあるが、 黄門さまはまだ、かなりわかりやすいキャラだと思うんだよね。。
江口くんの演技自体にそう文句を言うつもりはない。 それから、私自身はリメイクに尽くケチつけるタイプでなく、 どちらかというと今まではいろいろな作品に対し、結果として リメイクに軍配をあげることが多かったかもしれない。
なぜ「木枯し紋次郎」までリニューアルしなきゃいけないのか? 不動のイメージができあがってるではないか。 中村敦夫が完璧な紋次郎を作り上げてしまってるじゃないか。 小説を何度も読み返しても、それからまた映像にもどっても、 まさにこれ! という姿を見せてくれてたじゃないか。
気の毒なのは、江口くんはあの真似をするしかないということだ。 いや、本人は俳優として真似をしたつもりではないかもしれないが、 向かう先が同じなのだから、見る者には真似に見えてしまう。
そして比較されてしまう。 「あっしにゃあかかわりあいのねぇことでござんす」に力入りすぎ! 全体に声が良すぎ! ほらほら、そこで人情入りすぎ! 口元がきりっと結ばれすぎ! ・・などなど。。 全体としてはとてもよく研究してがんばってたと思うのだけど。。
こういうリメイクはしてはいけない、、必要がない。 江口くんのファンにはよかったかもしれないけど、 彼にはもっとびったしの役どころがあるような気がする。
番組終わってから、DVDを取り出して、適当に、、、 第4巻でいいや、と見始めたら、「六地蔵の影を斬る」。 今夜のTVドラマのネタに使われていた、 やたらとつきまとう、味方なのか敵なのかわからない男が出る話。 今夜のドラマのこの役は、この時のキャラとちょっと違う雰囲気だった。
うーん、、、やっぱり本家の紋次郎には、 至極自然に虚無が漂ってるんだよなー。。
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