ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2025年07月25日(金) おらは死んじまっただあ

雲間から青空が見えていたがにわか雨が降ったり止んだり。

蒸し暑さの割に気温は30℃に届かなかったようだ。

まだまだ戻り梅雨なのだろうか。蝉の声も聴こえなくなかった。


山里では日曜日に「清流まつり」があるそうで

商工会の職員さん達が準備を始めている。

最初の予定では先週の日曜日だったが雨で川の水が増水しており

今週に延期になったようだ。しかし明日も雨の予報になっていて

また川の水が増水すれば中止になってしまうのだそうだ。

ちいさな村の行事だが村外からの親子連れも多いと聞く。

子供達も楽しみにしていることだろう。中止となれば残念でならない。

どうか無事に開催出来ることを願うばかりである。




今日は同僚が整備研修のため朝から出掛けていた。

臨時休業も考えたが義父がずっと工場に居てくれて随分と助かる。

おかげで先日からのエアコン修理も完了し

バックドア交換の修理も一時間程で完了した。

エアコン修理は明日の納車となりバックドアのお客さんに連絡をする。

宿毛市からだったが直ぐに来てくれて大喜びしていた。

その後のやり取りが何とも愉快でならずここに記したくてならない。

「ボーナスは出たかい?」と訊くと「今日出たばっかり」と応える。

「そんじゃあ払っとけば」と云うとしばらく迷っていたが

「振込はややこいけんそうしょうか」となったのである。

お財布から万札を出すのを見ていたらけっこう入っていた。

ボーナスは嬉しいね。でもお金に羽根が生えているみたい。

私とお客さんとのやり取りを聞いていた義父が

「まるで追い剥ぎじゃのう」とけらけらと笑っていた。

お金の亡者になってはならない。払いたくなるように仕向ける。

僅か4万円足らずの売上であったがなんと嬉しかったことだろう。

それもこれも義父が汗を流して働いてくれたおかげであった。


実は昨夜一万円札を丸めて呑み込み窒息死した夢を見たのだった。

自分が死ぬ夢はよく見るのだが昨夜は夢だとは思えなかった。

「あーあ死んじゃった」と思いやっと目が覚めたのだった。

毎日お金のことばかり考えているからだったのだろう。

まさかお金に殺されるとは夢にも思っていなかった。


月末の資金が少しずつ増えて来ている。

週明けが勝負だ。何としても乗り越えようと闘志が湧いて来た。

誰が好き好んでお金に殺されるだろう。

耳を揃えて百万持って来なさいとかなり強気になっている。


母が聞いたらきっと大笑いするだろう。

「あんたもやるね」と褒めてくれるかもしれない。

私はそうそう簡単には死なない。まだまだやらねばならないことがある。


※以下今朝の詩


    三角山

 さんかく山に登った
 川向にある小さな山
 水筒とお弁当を持って
 皆でわいわいと登った

 てっぺんに着くと
 平べったくなっていて
 皆で遊ぶことが出来る
 おしっこをしたくなれば
 草むらにしゃがんでした

 駅が見える線路も見える
 高台にある私の家も見えた

 お母さんが見えないかな
 洗濯物は干してあるのに
 母の姿は見つけられない

 「おーい」と大声で叫ぶ
 その声は青空に吸い込まれ
 まるで風みたいにひびいた

 おにぎりと玉子焼き
 お母さんの作ってくれたお弁当は
 この世でいちばん美味しいと思う

 さんかく山は今もある
 駅だってちゃんとある

 それなのに私の家は
 もう何処にも見えなかった


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