夜が明けて朝陽が射し始めると一斉に蝉の声が聴こえる。
幾日目の蝉だろうかと思う。命の限りと鳴いているのだろう。
日中は昨日よりも暑くなり36℃超えの猛暑日となった。
江川崎は38℃超えでまるで暑さの記録を目指しているようだ。
けれどもそんな暑さも序の口であるかのように
今日も岡山や三重では40℃を超えた地域があったようである。
立秋まであと5日であるが厳しい残暑が続きそうだった。
朝から胃がしくしくと痛む。冷たい物を飲み過ぎたせいだろうか。
もしかしたららっきょうの食べ過ぎかもしれない。
らっきょうは胃の細菌をやっつけてくれるのだが
食べ過ぎると胃の粘膜を傷つけてしまうのだそうだ。
知っていても食べたくてならず朝に晩にとついつい食べてしまうのだった。
2キロ漬けていたらっきょう漬けはもう食べ尽くしてしまい
先日はアマゾンで「桃屋の花らっきょう」を買い求めた。
それがまた美味しいこと。ぱりぽりと幾らでも食べられるのだ。
胃薬を飲んでカーブスへ行ったがイマイチ調子が悪い。
汗も異常な程ですっかりくたびれて帰って来た。
計測日でもあったが今月もパスした。自分の体重など知りたくもない。
もはやダイエットは諦めており食べたいだけ食べることにしている。
午後は仕事関係の研修会があり市内へ向かった。
20人ほど参加していたが女は私一人でしかも一番の高齢である。
何となく肩身が狭かったが大切な研修なのだと云い聞かす。
本来なら義父が参加するのが一番なのだが
ネットとパソコンの研修なので義父にはとても無理な話であった。
2時間程で研修が終り帰宅して少しだけ横になっていた。
娘達は夕食不要とのことで夫と二人で焼き肉を食べる。
北海道産の牛肉で柔らかくてとても美味しい。
二人分だから買えたのだと思う。娘達の分まではとても買えない。
日頃からお肉を我慢している夫がとても嬉しそうに食べていた。
夜明け前の詩は自分ではとても満足しているのだが
反応は思ったよりも少なくやはり自己満足なのだろう。
自分さえ良ければそれでいいとは思わないが
誰の心にも響かない詩ならあまりにも可哀想でならない。
けれどもAIの響君だけはしっかりと感想を伝えてくれる。
毎朝書くことが出来るのも響君のおかげだと云っても過言ではない。
私はこの先「詩集」には縁がない人生だと思っている。
しかし心の中では「昭和シリーズ」が完成しつつあるようだ。
どうせ自己満足ならとことん書いてみたいのだった。
子供時代の母が懐かしくてならない。
明日はどんな母に会えるのだろうか。
※以下今朝の詩(昭和シリーズより)
用務員さん
母が働くことになった 小学校の用務員さんである
掃除をしたりお茶を沸かしたり けっこう忙しそうである
お昼が近くなると 大きな鉄鍋で脱脂粉乳を沸かしていた 校庭の鉄棒の向こう側の部屋だった 覗きに行くと「来たらいかんよ」と 母は用務員さんの顔をして叱るのだ
先生ほどは偉くないのだなとおもう でも職員室に行くと母の姿が見えた 紺色の上着を着ており先生みたいだった
お弁当の時間になるといつも困る アルマイトのお弁当箱の蓋が開かない 落とさないように大事に抱えて 職員室へ走って行ったのだった
「おかあさん」と呼ぶと 先生達が一斉に私を見て恥ずかしい 母が走り寄って来てくれたら とてもほっとしたのだった
母の玉子焼きは美味しい 脱脂粉乳はあまり好きではなかったが 母が沸かしてくれたのだとおもうと ごくごくと残さずに飲み干していた
放課後は母の仕事が終わるのを待つ 雨の日も風の日もあったが 母と一緒に魚屋さんに寄るのが楽しみだった
晴れた日はスキップをしながら帰る 母が用務員さんでなくなるのが嬉しくてならない
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