ゆらゆら日記
風に吹かれてゆらゆらと気の向くままに生きていきたいもんです。

2025年08月06日(水) だましだまし

連日の猛暑日。風もなく何とも蒸し暑い一日だった。

明日は雨になるらしく湿度が高くなっているのだろう。

東北や北陸では災害級の大雨になる恐れがあるようだ。

水不足は解消されるかもしれないがどうか適度な雨であって欲しいものだ。

異常気象は海外でも深刻な問題となっており

台湾では大きな土砂災害があったようだ。

オーストラリアでは大雪が降り大変な騒ぎとなっている。

何だか地球全体が壊れてしまいそうで不安でならない。

明日は「立秋」であるが異常な程の猛暑はまだまだ続くだろう。



今朝は峠道を越えたところで母の友人に会えて嬉しかった。

向日葵の話をし朝顔の話をする。

畑は相変わらず猿に荒らされるそうで嘆いていたが

「猿もお腹を空かせちょるけんね」と最後は笑顔になっていた。

子猿も居ることだろう。茄子や胡瓜も猿にとっては貴重な餌である。



工場の仕事は引き続き一般修理のみ。異音の原因が分からないまま

もう3日目となった。同僚もそろそろ匙を投げたくなっているようだ。

義父なら直ぐに原因を究明出来るはずなのだが今日も留守である。

お仲間さんの稲刈りを手伝いに行っておりお昼にも帰って来なかった。

同僚に労いの声をかけ3時前に退社して整形外科に向かう。


今日はリハビリの後にレントゲンと診察があったが

レントゲン技師が「たまるか!」と声を張り上げていた。

「なんぼか痛いろう」と気遣ってくれたのだった。

覚悟はしていたが診察時に医師が「う〜む」と唸る。

かなり悪化しており手術をしても大手術になるのだそうだ。

10年はとても持たないと言われたが10年後でなければならない。

手遅れとなればそのまま死ねば良いのだと思う。

娘が棺桶に杖を入れてくれるだろう。それで十分ではないか。

高齢になるほど手術は難しくなるのだそうだ。

医師はとても親身になってくれたが私は会社を守らねばならない。

いくら難破船のような会社でも私が抜ける訳には行かないのだ。

穴埋めはどうする。月末の支払いはどうする。

私が抜けたら車検も出来なくなってしまうのだ。


これからも「だましだまし」の日々が続くことだろう。

幸い足の痛みはそれ程でもなくまだ我慢が出来る。

杖さえあれば歩けるのだ。それで上等ではないかと思う。


それにしても人生も終盤となり

どのような苦悩にも立ち向かう姿には我ながら感動を覚える。


※以下今朝の詩(昭和シリーズより)


     白雪姫


 学芸会は「白雪姫」だった
 私は白雪姫になりたい
 でもまやちゃんみたいに
 可愛らしくないので
 負けるかなと思った

 多数決で決めることになり
 私は友達に強制をしたのだ
 私に手を挙げなかったら
 「泣かすけんね」と言った

 私にいじめられると思ったのだろう
 多数決の結果私は白雪姫になった

 でもあまり嬉しくはない
 こころの奥がちくちくする

 まやちゃんは動物の役だった
 くりくりとした瞳は
 リスだったのかもしれない

 おかっぱ頭で猫背の私は
 白いドレスが似合わなかった
 セリフはちゃんと言えたけれど
 拍手がたくさん聞こえたけれど

 やっぱりまやちゃんが良かったと思う
 もう取り戻せない時が今も心にある

 まやちゃんごめんね
 まやちゃんこそが白雪姫だったのだ









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