ハッピーステップ
泥沼生活から、這い上がった軌跡(日記のはじめのほう)を書いた後
最近では、日常の感じた事をつらつらと、不定期に更新中ですm(_ _ )m

2003年08月10日(日) 第9章 愛欲の日々

その年、仕事始めの次の日は、土曜日で仕事が休みであった。


私たちは、お昼ごろまで、ホテルでだらだらとした後、
街に出た。明るい日差しが、まぶしかった。


昼間だというのに、ランチでも、多くのアルコールを口にした。

とにかく、浮き足立っていた。
少しブラブラ歩き回ると
昼間でも、かまわずに、ホテルで再び身体を重ねた。

そして、お腹が空くと、ホテルを出て、またアルコールを飲み、
夜もまた、身体を重ねる為に、ホテルに行く。



今、思うと、始まりの頃は、彼に恋したというより、
彼の身体に恋をしていたのかもしれない。
セックスがうまいとか、下手とか、そんな判断基準ではなく。
彼の肌の感触が好きだった。ただ、それだけだった。


身体を合わせると、吸い付くように私たちの肌は、ぴったりと密着した。
無駄な贅肉のない彼の身体が、私の肌に密着すると、
温かくて気持ちいい肌の感触が、私の肌に伝わる。
完全に私は、その快楽に溺れていた。



彼と、ホテルの前を歩くだけで、彼と身体をあわせているひと時が頭に浮かび
自分の足と足の間に、生暖かい感覚を覚えた。
まさに、繁殖期をむかえた、けもののように私たちは、愛欲におぼれていた。


  それから、次の日の日曜日も、同じような事を繰り返した。


  二日間の外泊であった。



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