ハッピーステップ
泥沼生活から、這い上がった軌跡(日記のはじめのほう)を書いた後
最近では、日常の感じた事をつらつらと、不定期に更新中ですm(_ _ )m

2003年08月12日(火) 第11章 嫉妬

しかし、私は、みかちゃんの事が、ずっと気になっていた。
心無い人たちのことは、ごまかせても、自分の心だけは、ごまかせなかった。


実際問題として、みかちゃんが、中村さんの事を好きなのは、
傍目で見ていても、あきらかだった。

しかも、みかちゃんは、中村さんと、仕事中はずっと一緒なのだ。


心無い人の言葉にはじめは、「そんな揺さぶりに引っかかるもんか!」と
高をくくっていた私だったが、日がたつにつれ、
ゆっくりと、次第に、私の心は、不安と嫉妬に占領されていった。


仕事が、手に付かなくなる、社内での中村さんが、気になってしかたない。



はたから見ると、ありえないことまで、一人で悪いように空想して、
今の幸せを味わえなくなっていった。


ある意味、心無い人の戦略に引っかかったとも言えるだろう。



仕事の業績も、徐々に落ちていった。
これまでの信頼と、頑張りの評判で、かろうじてそのポジションを守れている。
そんな状態だった。



中村さんとはじめて身体を重ねてから、ほぼ一年が過ぎようとしている時期だった。

お互いの呼び方も月日が、なれなれしくさせた。
中村さんから、あきらちゃんへ・・・りかちゃんから、おまえへ・・・


このまま悩み続けるなら、いっそ思い切って本人に、聞いてみよう。


二人で朝を迎えた休日、ランチを食べた後、思い切って聞いてみた。

「みかちゃんのこと、どう思ってる?変なうわさをだいぶ前に聞いて、
ホントは、ずっと気になってたの。」
「誰かが、何か言ってた?」 
「うん」私が頷いたのを見て彼はフッと笑った。


彼は、言い訳に長々と時間をかけない人であった。

「みかちゃんは、オレの事すきだよ
けど、なにもないよ。 俺の方にも みかちゃんに特別な感情があったなら、とっくにやってる。そんなチャンスは、今まで、いくらでもあったはずなんだから」そんな言葉で、彼は否定した。



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