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外国人労働者のこと
国連に国際移住機関だかってのがあるんだそうで、そこと外務省が主催する外国人労働者に関するシンポジウムに行った。
外国人労働者の問題ってすごいダイナミックなことなんだな、と己の無知を実感。社会構造全体に係わる大問題なんです。外務省、法務省だけの問題じゃなくて、厚生労働省、文科省、経済産業省、地方自治体、経済界、その他いろいろ巻き込んで大変なこってす。日本政府も内実、途方にくれている様がしみじみ感じられました。
ドイツの新移民法なるものを、ドイツ連邦議会の偉い人が説明してくれて、同時通訳初体験。うまいことできとるもんやね。法律そのものは、いかにもドイツらしい選別が働き、その上で市民として疎外されることがないよう手厚いサポートが施される。といっても、そこにいたるまで、30年余。移民問題を場当たり的に処理したツケは高かったというのが本音のようでした。
建前的には日本には単純労働が目的で日本にいる外国人はゼロのはずなんだって。え?ほんと?
でも、実はそういう人が沢山いるから、問題になってしまうのです。ビザの発給目的と現実との間にギャップがあるようです。
そういう人たちは信じられないような劣悪な条件で、社会保険すらなしで働くことが多いです。仲介業者、斡旋業者が悪いのね、と思いがちですが、なんと、調査によると、その両者ともに労働者からの満足度が高いんだそうです。なぜかというと、「国の業者に比べたらマシさ」ということ。 とほほ。
ホント、どこから手をつけるんでしょうねえ・・・どうするんでしょうねえ・・・私としては、一部の犯罪者に「不法就労外国人労働者」とレッテルを貼って、差別意識を育てないようにするのが、一市民としては大切なのではないか、と思うだけです。お役人さん、頑張って〜。
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