書泉シランデの日記

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志功デザインの御池煎餅
2006年03月12日(日)

私の好物は御池煎餅です。
今回、新幹線に乗り換える際にも当然駅ビルで御池煎餅を買いました。
はじめて気付いたのですが、御池煎餅の缶のラベルデザインは棟方志功のようです。

棟方志功は中村屋サロンに出入りしたとかで、中村屋のお菓子のデザインもしていたはずですが、どんなお菓子でしたっけね。羊羹だったんじゃないかと思いますが、ネットで見る羊羹にはそんな絵はついていません。ひところどこでも見かけた気がするのに、いざ何かと思うと思い出せない情けなさ。

横浜の「勝烈庵」という猛烈な名前のトンカツ屋の看板も志功の作らしいです。おかみさんか誰かの顔。正直、志功が書くような似たような顔で、モデルを意識しているのか、どうか。

それでも志功なら自分がひいきにしている食べ物の包みや看板のデザインを頼まれると、いさんで引き受けたのではないかしら?愛するものには尽くしたいのが人情でしょう。しかし、商業デザインをファイン・アートの芸術家が手がける例って今もあるのでしょうか?平山郁夫デザインのシルクロード風味のお菓子なんてありますかね?

ついでにですが、お菓子を詠んだ句がそのお菓子の栞に紹介されていることがありますけど、あれは依頼なのか、たまたまなのか、ちょっと知りたいものです。



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