書泉シランデの日記

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両替は自販機で?!
2006年03月14日(火)

とある研究所内の図書室を利用した。貸し出しはしないが利用者制限はない。都心から1時間以上かかるし駅から不便なので、閲覧者はほとんどいない。出納の早いこと申し分なし。

コピーも10円だという。類似の某施設では確か30円だか35円だか取る。なんて良心的なんでしょう、と感動していたのだが、いざコピーをしようとしたら、なんと「両替はしていません」というつれないお返事。万札ではなく千円札を百円にくずせないのである。私は300ページ以上コピーする予定だった。

街中にある施設なら、しょうがないから近くのコンビニでくずしてきましょう、ということになる。ところがこの研究所、町外れの、有事には滑走路にもなろうかという巨大な道路に面していて、あたりには何もない。似たような施設があるだけの荒涼とした場所だ。

「え〜、どうしたらいいんでしょう」と無力なオバサンを装った。
「下に自販機があるんで、ジュースでも買ってくださったら」
「へっ?1000円でジュース買うんですか?」
「はい。それしかないです。」
「ジュースそんなにいらないんですが・・・」
「さあ、そういわれましてもねえ」

結局缶コーヒーやらジュースやら3本買った。3000円を2700円に買えたわけだ。(この価格は良心的といえますが。)漁父の利は缶ジュース業者の手に渡った。

幸いこうしてコピーをすることが出来たのだから、出来ないよりははるかによいが、これで利用者の便を図っているつもりなんだろうか?どうせ閲覧者の数は少ないのだから、両替をしたところで、たいした手間にはなるまいと思うのだが・・・独法化したのにこんなことではいかんよねえ。



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