典膳様 美しいなぁ、話に引き込まれるなぁという感想はデフォとして。
それ以外のことを。 3話の月に赤の切り傷のCGは、ったくだから"かっこ笑い"わよぉ・・・と思ったのですが、違う演出家だったのね。 そう言われてみると、そういえば・・・のところもあった。
話の展開が違うんだからテンポが違うのはわかるんだけど、それ以上にリズムの取り方が、 なんか輪郭が緩いっつーか、ドラムの音がボヤンと滲んでるような、 多分シーンシーンの切り方が自分のリズムより1秒多いとか、そんなイメージ、 あー、上手く言えないけど、そういやぁ違ったな。と、 後付けで思った。
"かっこ笑い"の演出のリズム感は結構好きなのかなぁ?(もちろんチープなCGは除く) 今度の演出担当でじっくり確認しよう。
4話の最後。 典膳様の寂しげな述懐。 死に花の咲かせどころのない、自分の生きて行く先が見えない辛さ。
淡々と語る口調と表情の奥に、自嘲・煩悶・迷い・意地・決心、その他分類も出来ないような 感情の揺れが見えて好きなシーンでした。
安兵衛の高田馬場の決闘の話かと思いきや、それをきっちり本筋の武士の矜持、それも主人公のに 集約させてくるのに感動。流石の構成力。
高田馬場の決闘も途中で下手に切らずに、その時"典膳は・・・"みたいなシーンを入れ込まず、 ぶっ通しで流していたことも好感。 畳みかけるような戦のシーンは、いさぎよくどーんと一気通貫で見たい。 良かった。
あー、もう清盛の文句はやめろと思うのだが、 やっぱり乱のシーンをぶった切って、妻だか妾だかを入れた演出には気持ちが切れた。
5話、楽しみです。
alain
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