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2012年08月06日(月)

薄桜記3話と4話

典膳様 美しいなぁ、話に引き込まれるなぁという感想はデフォとして。

それ以外のことを。
3話の月に赤の切り傷のCGは、ったくだから"かっこ笑い"わよぉ・・・と思ったのですが、違う演出家だったのね。
そう言われてみると、そういえば・・・のところもあった。

話の展開が違うんだからテンポが違うのはわかるんだけど、それ以上にリズムの取り方が、
なんか輪郭が緩いっつーか、ドラムの音がボヤンと滲んでるような、
多分シーンシーンの切り方が自分のリズムより1秒多いとか、そんなイメージ、
あー、上手く言えないけど、そういやぁ違ったな。と、
後付けで思った。

"かっこ笑い"の演出のリズム感は結構好きなのかなぁ?(もちろんチープなCGは除く)
今度の演出担当でじっくり確認しよう。

4話の最後。
典膳様の寂しげな述懐。
死に花の咲かせどころのない、自分の生きて行く先が見えない辛さ。

淡々と語る口調と表情の奥に、自嘲・煩悶・迷い・意地・決心、その他分類も出来ないような
感情の揺れが見えて好きなシーンでした。

安兵衛の高田馬場の決闘の話かと思いきや、それをきっちり本筋の武士の矜持、それも主人公のに
集約させてくるのに感動。流石の構成力。

高田馬場の決闘も途中で下手に切らずに、その時"典膳は・・・"みたいなシーンを入れ込まず、
ぶっ通しで流していたことも好感。
畳みかけるような戦のシーンは、いさぎよくどーんと一気通貫で見たい。
良かった。

あー、もう清盛の文句はやめろと思うのだが、
やっぱり乱のシーンをぶった切って、妻だか妾だかを入れた演出には気持ちが切れた。

5話、楽しみです。


alain

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