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ハサミ - 2011年10月17日(月) 専門的には‘シザー’と呼びます。 今日は自分が使う大切な道具について。 お店のオリジナルのものもありますが、長年使ってきたシザーの感触を好み、自分用のものを使わせて頂いています。 シザーを選ぶ際、目的や仕事の仕方(切り方)で随分と変わります。 長さ、厚み、刀(は)の形状、指をかけるリングの位置、などなど。 星の数ほど(言い過ぎ!笑)種類があります。 刃が反り返っていたりするのもありますが、どれも理由があっての形状です。 例えば、長いシザーは厚みのある髮をバツンと切る時に力が伝わりやすく安定して切れる、とか、小さなシザーはやっぱり細かな技術に向いている、とか、ちなみに反り返っているシザーは乾いた髪を切る際に引っ掛かりが少ない(らしい…)など。 ホントかウソか疑わしい機能のものも沢山あるので、選ぶにはセンスが必要です。 そこまで言っといて自分はどんなの使ってるかというと… やはりまずは‘素材’。(出た!ウンチクヤロウ!笑) 今使用しているシザーは「コバルト合金」と呼ばれる金属製です。 ものすごく特別な素材ではありません。 この素材を自分が気に入っているポイントは「切っているときの感触」と「切り口の軟らかさ」。 刃先から指に伝わる細かな振動が少なく滑らかです。 そして切った毛先の状態が硬くないのです。 この2点はかなり感覚の部分なのでちょっと伝わりにくいのですが、この素材から受ける印象です。自分的には‘全然’違います。 次に長さ(短かさ)。なぜ短かさかと言うと、僕のシザーを見たことがある方は何となく見覚えがあるかと思いますが、僕のシザーはとても短いです。 5.5incと5inc。 美容シザーとしては一番小さなサイズです。 なぜ短いかと言うと、自分のカットの仕方に合っている、と思っているから。 どちらかというと、細かく点と点をつないで作っていくタイプなので小回りが効くほうが好きです。 ‘髪の毛一本にもこだわる’…というと格好良いのですが(笑)、でも確かにそれもある。 と、ここまで書いてなんですが(笑)、最終的に良いヘアデザインを作るのはあくまでもシザーではなく、「イメージする頭」と「技術を駆使する腕」だということはいつも胸に秘めてデザインしています。 本当はセニングシザー(髪をすく用)にもささやかなこだわりが…あるのですが、またいつか! (予告)明日は例の「趣味の時間」です!笑 ...
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