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野田凪展 - 2011年10月18日(火) 僕は彼女の作品に強く惹かれていました。 好きかと言えばどちらかというと好みではない。 ただ、強さとか、かわいさ、怖さ、リアリティというインパクトが圧倒的な勢いで伝わってくる、他にはないクリエイション。 そこに引き込まれていたのだと思います。 野田 凪(ノダ ナギ)さん。 アートディレクター、デザイナーなど、多くの肩書きを持つ真の‘クリエーター’です。 (それ以上は僕が語るより、数々の情報を参照。) 3年前に他界された野田凪さんの展覧会を見させて頂きました。 ナイキ、ラフォーレ、YUKIなどの代表的な作品をはじめ、広告や映像、プロダクト等、内容の濃い展示に、数の多さもさることながら、1点1点の計り知れない労力には気が遠くなりそうでした。 少なからず広告の世界、デザインの世界では想像を超える労力が必要と思うのですが、通常の‘それ’を‘はるかに’超えていただろうと。 大変さが凄いと言いたいのではありません。 初期の企画の段階から、イメージ〜制作〜仕上がりまでの強い推進力(生命力というか…まるでみんなで大きな動物(ネバーエンディングストーリーのファルコンがぴったり!)に乗っかって‘ゴォー’って空を飛んでく感じ…(?))を感じたし、夢の中の出来事みたいな想像(ぶっ飛んだ妄想)を限りなくリアルに近いところまで作り上げる努力とやり遂げる姿が僕の頭に浮かびました。 その妄想力と細部に宿るリアリティは「唯一無二」という言葉以外に当てはまる形容詞が見つかりません…。 きっと野田さんご本人は、そんなこと1ミリも考えず、ただただイメージに向かって作って行くことを心から楽しんでいたのだろうと… そんな、のびやかで生き生きとした作品たちでした。 本物のクリエイティブィティに触れ、頭のどこかが溶けた感じです。 これからの仕事に大きく良く影響しそうです。 野田 凪さん、ありがとうございました。 ![]() ...
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