「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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2001年01月07日(日) 日曜日はのんびりできない。

母が少し持ち直した。
しかし、日曜日だ。

実は、日曜日は、平日よりも忙しい。
そりゃそうさ、ひげ長男がいるんだもん。
ひげ長男は、亭主関白で、私をこき使ったりする人ではないけれど、
あれこれと大変なお人なので、奥さん大変だったりするのだ。

夫婦二人なら、まだいいんだけど、
子供の相手をしてくれてるときに、結構気を使ったりする。

子供と普段関わる時間の少ないお父さんて、
ぜんぜん、気がつかずに子供の傷つくようなことをしない?
うちの場合は、お父さんて言うよりは、大きい子供だから、ままあることなのかなぁ。

モックンが本を読んでる。
読みかけのとこを伏せて、トイレに行く。
帰ってきたら、ボクの場所におとーちゃんが新聞を広げてる!
しかも、ボクが伏せておいた本を閉じちゃってる!
「ひ〜〜〜ん!」
「な・ななな????なに??」

ミーが、工作をしている。
例によって言われないとゴミかな?と思われる物体である。
今回のは特によくできたわ!
そうだ、おとーちゃんにあげよう!
「おとーちゃん、これ!あげるぅ♪」
「うん?なに?いらん。」
「・・・・・ひ〜〜〜〜ん!」
「な・ななな????なに??」


ひげ長男君としては、間違ってはいないわけだ。

新聞を読もう。おお、日当たりのいい、暖かいとこがあいている。
じゃまな本はどけよう。

ゴミなんかいらないなぁ。
ボクにくれないで、ゴミ箱に入れればいいのに。

ここで、おかーちゃんは、悩む。

気の効かんのおとーちゃんのほうを、叱るか、
おとーちゃんに気を使えと、子供をなだめるか。

子供の前で、おとーちゃんをノしてしまうと、
子供たちは、「家」での「父」の順位を下げてしまう。
それはいかん。
「家」での「父」は軽んじられる存在では困る。


私はおばあちゃん子で、
おばあちゃんが、おじいちゃんを、それはそれは立てていたのを見て、大きくなった。
おじいちゃんのいないとこでは、
「男の人ってのはねぇ、奥さんがちゃんとしてやらないと、なーんにもできないんだよ。
いい男っていうのは、いい奥さんが作ってるのよ。」
といっていた。
おじいちゃんは、いい男だった。


ひげ長男君を、「いいお父さん」にするのも、
「大嫌いなお父さん」にするのも、
私次第ということか。


本を伏せて、トイレに立とうとするモックン。
すれ違いに、新聞を持ってリビングに入ってくる父。
「モックーン、本にしおりはさんで、横よけときやー、
おとうちゃんきはったでー。
おとうちゃん、それ、モックンの座布団、横の、おっきいほうに座ったらー?」
と、一言入れとく。


作品をおとーちゃんのとこに持ってゆくミー。
私の横を通るときに、
「わぁ、ステキな、『ウサギさん』やなぁ。おとーちゃんにあげるの?」
と聞こえよがしに一言言っとく。



父と子供に気を配りつつ、
不当なリクエスト
(さっき食ったばっかじゃん!朝飯!もう昼食べんの??)とかにも応える。

日曜日は、いそがしい。


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