「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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めずらしく、雪が積もった。 3、4センチほどだけど。
さっそく外に遊びに行ってしまう、モックン。
慌てて追いかけたのだけど、 マルの目の前で玄関のドアは閉まってしまった。 「うぎゃーーーーーん!にーにーぃ!」
雪は降り続いてるし、道はシャーベット状だ。 マルには悪いが、外遊びはあきらめていただこう。
ミーは、はなから行く気なしである。 コタツに入って、お気に入りのビデオを見てる。
「かーかーっ!にーにがーっ!ぎゃおうおうおう!」 うるさいなぁ・・・・・・。 でも、きっとそのうちあきらめるさ。 ほっとこ。ほっとこ。
「ううぎゃおう!」 ・・・・・・。すごい声。 ミーがコタツから出て、母に言った。 「おかーちゃん、ちょっと見てくるわ。」 「お願いします。」 母、コタツでお勉強。動きたくなーい。
玄関でミーが説得している声が聞こえる。 「外は寒いよ?」 「いくのっ!」 「にーにどこ行ったかわからんよ?」 「いくのっ!」
いいぞ、ミー!
ところが、急に静かになった。
「ミー!」 しーん。 「マル!」 しーん。
あわわ。やば!
玄関にすっ飛んでいってみると、二人ともいない。 ぎゃー! この吹雪の中を、コートも着ずにでってったなー! 待てーー!
雪のおかげで、足跡がくっきり。 小さな二つの足跡を追いかける。 あ、ここでこけたな。
角を曲がったところで、発見。 二人とも雪だるま! マルはやっぱりこけたらしく、ひざがベチョベチョ。
マルを抱っこして、ミーを励まして、うちに戻る。 ミーは、さっと2階に上がっていってしまったのに マルはうちに入りたくないとダダをこねる。
しかたないなぁ。 「マル、雪だるま作ろう!」 車に積もった雪をドッチボールくらいの大きさに丸めて、 雪だるまを作った。 「どう??」 「いい!」 機嫌直ったかなー、おうちはいろか。 「ややっ!」 なにをー。じゃ、雪合戦だー! マルの足元に雪だまを投げる。 「キャ〜〜〜〜♪」 次々に踏み潰すマル。 足元で、こなごなになってしまう雪玉がおもしろくて、 「もいっこ!」と次を要求する。
車の片側の雪がなくなって、 「おっしま〜い!」と宣言したら、 納得して中に入ってくれた。
「かーかん、ぱぶいねー?」
・・・・・・うん。だから、早く中はいろって、いってんじゃん!
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