2006年02月20日(月) - チャン
空腹で目が覚める。
8時少し前。
食べるところをと探すがなかなか開いていない。
というか開いてるのかどうかあやふや。
何とか良さそうなコーヒーショップを発見。
西洋人向けのデザインの明るいお店。
ホットサンドとカフェラテを注文。
なんか聞かれるが適当に頷いていると、
バケツのような入れ物にカフェラテが入ってきて、
ホットサンドが山盛り。
この一食で適切な一日のカロリー摂取量をオーバーしてそうだ。
40バーツ。
本を読んだり、メモを取ったりそのお店で、
すんごくぼーっと過ごす。
何となくなじんでいく感じ。

部屋に戻りお昼まで本を読んでいると、
友人から「象(チャン)に乗りに北に行くけど?」
私の胃袋はまだホットサンドと格闘中なのでそれを断り、
静に本を読み続ける。
旅行にきて本を読むとはと呆れられるかもしれないが、
これはこれですごく贅沢な過ごし方だ。
2時頃スコール。
その雨音に負けず大音量で誰かがオペラを聴いている。
多分3大テノールの誰かだ。
雨が止んだのでバイクで山の中に入っていく。
原住民の家屋が見えてくる。
ここに住んでいる人は観光産業とは無縁なのかもしれない。
差すような眼で私を見ている。
さらにずんずん進んでいく。
朽ちかけた村と野良犬。
川が氾濫していて道が見えなくなった。
諦めて引き返す。
まだ食欲は戻ってなかったが、タイフードで夕食。
あら、胃袋復活。
パクチーが効いたのか?

夜は飲み屋で軽くチャンビールを。
というつもりだったが、
お姉さんにぐんぐん引っ張っていかれ、
大音響の中で怒鳴り合うような会話を強いられる。
もうホント勘弁して・・・
ほうほうの体で部屋に戻り、蚊取り線香の香ばしい中うとうと。

誰かが何処かで喧嘩している。
猫が何処かで鳴いている。