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2004年11月20日(土) 観劇日記「2004県大会」

at揖保川町 アクアホール

尼崎北「黄昏色」
八鹿「蝸牛、舞!」
姫路東「RESET」
甲南女子「純愛って」
三木東「あめつちのうた」

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19日(金)から21日(日)の3日間に渡って行われる、高校演劇県大会。
体調もよろしくないので、2日目の20日(土)だけ、観劇。

9時前に家を出発して、ついたのは1校目の上演が終わる頃。

地区大会で見ることが出来なかった尼北「黄昏色」は、道具も芝居も丁寧な作り方をしてるのが伝わってきた。
めっちゃ心が動かされるという感じではなかったけど、じんわりと心地よい雰囲気。

お昼休み、河川敷でお弁当を食べながらぼーっとしてたら、最後の稽古をしている学校がいた。
先輩(OB?)の指示のもと、発声と動きの確認。役者は二人。制服のままだけど、動きがよくて、ちょっと見とれていた。
張りのある声も、気持ちいい。
こんなところで稽古できて、ちょっとうらやましい。

午後の上演が始まって、さっきの学校が姫路東であることに気がついた。
去年の県大会で、なかなかシュールな芝居がちょっと話題になった学校だ。今年の作品「RESET」も独自の世界観があって、なるほど〜って感じだった。
去年も良い味出していた子が今年も鮮やかな七変化を軽やかに演じていて、魅力的だった。でも、河川敷で見た方が、格好良かったなぁ。

甲南女子の「純愛って」は、伊勢物語「梓弓」が用いられていて、国語教師としては、授業を見ているような気分で、何となく後ずさってしまった。

今日、一番好きだったのは、三木東の「あめつちのうた」。これも、ほとんどの場面が二人の女の子だけ。
これも大きなドラマがあるってわけじゃないけど、丁寧に、誠実に創り上げた空気がとても切なくて、…つい、もらい泣きしてしまった。かなり早い時点で、タネは分かっていたんだけど。
ちょっぴり、甲南女子が終わった時点で帰ろうかなって思ってたけど、帰らなくて、良かった。

客席は、甲南女子のあたりでようやくちょっと増えたかなって感じで、午前中とかあまりに人が少なくて、びっくりした。
せっかくの県大会なのにねぇ、もったいないなぁ。


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