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2025年07月18日(金) 市原海樹選手

私が生観戦をした凄かった試合シリーズ第2弾です。THE WARS '93、1993年7月8日に後楽園ホールで行われた市原海樹vsヤン・ロムルダーです。市原海樹選手は大道塾の選手です。大道塾は極真会館の全日本空手道選手権で優勝された東孝師範の団体です。なので極真空手の選手同様に大道塾の選手からもたくさん影響を受けました。その市原海樹選手がキックボクシングルールでオランダの強豪ヤン・ロムルダーと対戦しました。たぶん身長は10センチぐらいは市原海樹選手の方が小さかったと思います。普段のルールとは違う不慣れなキックボクシングルールに挑む市原海樹選手はとてもカッコ良かったです。入場時に入場曲を流す事を拒否し、入場曲無しで入場して来た市原海樹選手に武士道の精神を見せられました。ヤン・ロムルダー選手はキックボクシングの強豪なのに対し、市原海樹選手はキックボクシングの試合は2戦目なので、この試合も市原海樹選手が勝つのは難しいだろうと思いながら応援していました。市原海樹選手は身長差もあるためかなり苦戦していましたしダウンも先に取られてしまいました。そこから粘りに粘って大逆転の5ラウンドKO勝利でした。私は勝手に大道塾の選手も極真魂を持っていると思って見ていたので、市原海樹選手が勝った時に極真魂は混戦に強いんだ!と思いました。現在のUFCがアルテミット大会と言われ素手素足金的攻撃頭突きありだった時代に日本人で初めて出場しホイス・グレイシーに負け、インタビューに答えることもなく雑誌にも出ることもなく、そのまま格闘技界から去って行きました。その去り方にも武士道を感じます。私は今でも市原海樹選手を尊敬しています。


kanno

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