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私が生観戦した凄かった試合の第3弾です。東京体育館で1991年11月4日に行われた第5回全世界空手道選手権大会最終日の4回戦で行われたアンディ・フグvsフランシスコ・フィリョです。4年前の世界大会で外国人初の決勝戦進出者で準優勝したアンディ・フグ選手と20歳の新鋭ながら前日の3回戦外舘慎一選手との試合をカカト落としで1本勝ちしたフランシスコ・フィリョ選手の試合は試合前からとても良い試合になるのではないか?とワクワクしていました。驚いたのはアンディ・フグ選手のカカト落としを蹴ってきた足に前蹴りのカウンターをとっていた事、何度もアンディ・フグ選手の顔をブラジリアンキックがかすめていたこと、試合の主導権をずっとフランシスコ・フィリョ選手が握っていた事です。そして延長2回で左上段回し蹴りでアンディ・フグ選手を倒し、フランシスコ・フィリョ選手が1本勝ちしたのは衝撃でした。歳も私と2歳しか変わらない選手があのアンディ・フグ選手を倒したのです。私はその試合を見て、自分はかなり出遅れている、自分も頑張らないといけないと本気で思いました。あの衝撃は今でも心に残っています。
kanno
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