何が起こっているのか解らない。 笑えるから更に、自分の奥が萎びていく錯覚が目の前をちらつく。 あたしは元気かな。 突然、胸の辺りが痛くなったりする。 頑張れてるはずなのに何処かだけ、嵐の中の静けさ。 麻酔の中で、知らない間にきっと、大切なもの全部浚われてく。 今は誰にも近寄られたく無いし、此れ以上なにも考えたく無い。 夢の為に捨てるなんて、格好良い事も出来ない弱いあたしが。 前に進むフリをして、剣山の道を歩いたって。 足跡は血まみれ。
泣こうにも泣けない。 あの頃のあたしの強さが、また取り憑いたのかも知れない。 くだらない強かさだけで、ひとりでも在れる努力をしてた。 泣かない事が其の一歩。 喋らなくても睨む事で、威嚇出来る事を憶えた。 誰とももう%B
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