⊂ひらひら⊃
2002年12月09日(月)

雪が降った。
目が覚めて、喉が乾いて、
頭が痛くなるくらいつめたく冷えたお茶を思い切り飲んだ後。
近くの道路から水を轢く音が聞こえてて。
良く続く雨だなぁ、なんて思って、
もう一度ベッドに入る前、ふとカーテンを開いた。
雪だ、って反射的にベランダに飛び出して、そのあと周りを気にした。
眠る前なんて少し前くらいだけど、
地元のコらが雪降った、って云ってメールを寄越したから。
羨ましくて、宇都宮に帰りたかった。
東京は雪降らないと思ってたから、返したメールで願いが叶った気分です。
嬉しくて日記を書こうにも、此処しかないからって、
ようやっと日記の中に、ログインした、昨日もしたけど書かないで終わった。

この日記を更新することを、ずっと躊躇っていた。
もうヤダ、もう死ぬ、と思ってあの日、書いた後から。
ずっと暫く、諦めることの白い余韻が頭の中に響いていて。
余分なお薬なんて、何処にも残っていないし。
ひたすら赤い傷で腕を埋めて行くことしか出来なかった。
此処をずっと辞めようと思っていて。
でも届いたメールを読んでまた、あたしは自分でさえ自分が何処に居るのか、
全く見据えれて居ないと思って、死んでしまうことがこわいと思った。
死ぬ時は、ちゃんと気持ちも持って逝きたい。
はっきりはしないけど、少しだけ理解は貰った。
体調を整える為に、来年1年間は休学しようか、とか考えてみた。
取り敢えず、1年だけはクリアにしようと思って、久々に土曜日の授業にも出た。
今はいまだけに必死になろうと、いつも思うのに。
心の中の何処かが、何処にもいけないように、掴まれているみたいだった。
足が繋がれているんじゃなく、きっと此処はもう天井でだから凄く窮屈に思えてた。
限界だって感じてた。
でもあれから死ぬほど考えて、あたしは辞めたくなかったし辞めれないと思った。
ぜんぶ残したまんまだったし、学校に行かなかったとしても、続けたいものは変わらない。
自分が選んで、ひとりで決めて、ちゃんと決めて行くといって。
でもそんなの曖昧で、当然のように上京して、学校に通い始めたけれど。
自分で決めた事を、すっかり忘れて、病気に気を取られ過ぎて、すべてが当然のようだった。
今からでも選択筋はたくさんある。
最後まで、また毎年、気持ちが同じ事の繰り返しだろうと。
自分で決めた事は、最後までやる。

そう云えば今日は病院だ。
傘持ってないけど、いけるかな。



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由弥 [御手紙]