⊂あおいかみなり⊃
2002年12月10日(火)

吹雪の夜は犬が死ぬ。
青い雷に空へと連れていかれました。

あまりにも矛盾してばかりの自分に苛立った。
成長のしない、幼稚な考え。
あたしはあたし、と孤立したのはいいものの。
思った以上にひとと離れ、不安になる。
ひととの距離を一定に保とうと、近過ぎても遠過ぎても良くはないからと。
何時も言葉や表情を気にして、きちんと間を置きながら楽しんだ。
でも楽しいことは心を踏み外し、ひとりになってから。
暴走をした自分を咎めて、膚を掻いた。
それからもあたしの心は冷静で、楽しくなると時間で冷めるようになった。
ふと頭の中身が冷えて、ひととの距離を意識する。
そして自分に戻り憂鬱が来て、またすべて遠い気がするように。
頭の中の膜が白濃く世界を遠ざける。

偶にあたしは失明していて、目の神経に脳味噌が幻覚を送り込んでいるんじゃないかと思う。
あぁ、幻覚なら目は必要無いか。
頭が幻覚を造り出してるようで、バスに揺られても、すべては向こう側の事に感じる。
ぜんぶ何なのか解らなくなり混乱して、息が詰まって何故か泣きそうになる。
泣いても意味がないと知っていながら、あたしは矛盾を繰り返した。



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由弥 [御手紙]