コンビニで温めてもらったお弁当を食べながら、泣いた。 どうしても哀しくて虚しくて、堪らなく苦しかった。 携帯の電源を切って、本当は、電車に乗る前から、ずっと泣きたかった。 案の定、あたしはあの場所で喧噪という孤独に潰されていた。 あまりにも騒がしくて、目の前が分からなくなって、少しだけ鼻の奥がツンと、泣く合図をしてたから。 あたしは逃げ出すように、さようならの挨拶をする余裕もなく、駅へ向かってた。 あたしは今の自分をまだまだ、誇ることは出来ない。 駄目な生き物。 今日、何回にげた。 本屋に逃げた時は死んで仕舞いたかったし、トイレに逃げた時は腕を切って仕舞いたかった。 とても疲れた、でも明日も続く。 あたしはちゃんとひととお話を出来るようにならないと。 出来ない。 脳味噌の真ん中に、石が在るみたいだわ。 何処か引っ掛かって、割れない。 それだけが、どうしても出来ない。
ニュースを見ないと不安で眠れない。 何処かの国で争いが始まる頃から、眠る前、目が覚めた時、携帯でニュース速報を見る。 テレビも何時もニュース。 不安で生きれない。 戦争の反対を街の中で叫んで、意味がないとは思わない。 どう思ってもなにも変わらないなんて、ただ興味がないのと同じ。 幸せを祈る間にも世界中でひとは死に続けて。 誰かの為に涙を流す暇もない。 あたしは今日、とても楽しい時間のあいだ、其れ以外を忘れていたけれど。 座り込んで、気付いて、あたしが楽しんでいた間にどんな事件が起ったのかと思ったら。 ちいさな罪悪感がうまれて、動けなかった。 そんな事を思い始めたらキリが無いの、分かっているのに。 聞き分けない。
明日もあの場所へ。 元気で居れますように。
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