カウントシープ
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2006年01月29日(日) リストカットという行為

手首を切る行為にはどんな意味があるのだろう。

死を感じさせながらも、実際には死に遠い行為。おそらく死にたいという意思を示す行為であり、死にたいという気持ちを形に表す確認の行為でもあるのだろう。

死にたいと思いながら死なない行為を続ける。そこにあるのは、死にたいまでの自罰的な思いだろうか。かまって欲しいだけで切るほど、そして手首を切ればかまってもらえるなどと思えるほど、人は簡単にはできていないだろう。

自分の中でもてあました扱いきれないものをどうにかしたくて、自分を自分の一部を壊してしまいたい衝動が、切り刻む行為に繋がっていく。それは良い方法とはいえないかも知れないけれど、切らずにはいられない心がそこで苦しんで立ち往生しているのだ。

どうしようもない自分を抱え続ける力をこの胸に培え、保ち続ける術を探しているうちに、明日がまた来るだろう。


ロビン