カウントシープ
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2006年02月11日(土) |
恐れていては何もできない |
ここ数日、相方は検査を受けていた。癌の手術をしたのが2月、ちょうど一年になり、先日の放射線治療が終わって、一通りの癌の治療が終わってから3ヶ月が経過していた。
検査の結果を10日に聴きに言ったとき、新しく検査が1つ追加されたので、すべての検査の結果はまた後日になったわけだが、そのとき先生からは、再発する確立が高いことを再度宣告された。
若い年齢であること、すでに転移が始まっていたこと、治療に対して幾つか不利な条件を重ねていること。解ってはいたけれど、改めて言われると重たく感じる。先生は、『何としても再発を防ぎたい』と言ってくれたのだが、逆に、どうしても再発する運命だといわれたように思えてしまって、金曜日は二人とてもブルーだった。
ボクはもしかしたらやっぱり、一人ぼっちになってしまうのかも知れない、と不謹慎ながら思ってしまった。もし癌が再発しても、とことん一緒に付き合う覚悟はしているつもりだし、死んでしまうならその瞬間まで手を離さないで一緒にいようと思う。けれど、そのあとどうやってボクは生きていくのか、ちょっと想像が付かない。
しばらく時間がたってみたら、随分考えが先走りしているものだ、と思えてきた。現在治療は上手くいっていて、もしかしたらの確率の話をしているだけなのだ。交通事故にあう確率だって、なんだって、世の中には同等の危険が潜んでいるのだから、このことに特別な考えを持ち過ぎるのは、やめたほうがいいだろう。
ロビン
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