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 読後感想は?

お正月からの 冬休みに読もうと、4冊の文庫本を用意した。
とぎれとぎれに読むのはきらいなので(だれでもそうだが)
まとめて何時間かあいたところで
「さて どれから読もうかな?」
やっぱり 一番読みたかった本から 読んでしまう。

「あ、発売になった!e-honに頼んでも ”お取り寄せ
できません”に なっちゃうだろうから、出版社から
じかに送ってもらおう」と、結局 送料ともで
定価の倍くらい払って 買ってしまう。
e-honで買えるまでの 10日間が 我慢できない。

座って 一気に読んでしまう。
あとは 読みやすそうなのから 順番に。
最後に残ったのが、久しぶりの コーンウェルの
”スカーベッタ”もの上下。
やっと、今日から 読み始めたが、おもしろくない。

シリーズものというのは いずれは種切れになるし、
新しいシリーズものも、二番煎じの感がまぬがれない。

最初は 女性の検死官という設定が とても新鮮で
面白かったが、何作めからか 読むのを辞めてしまった。

年をとると 読んで楽しいものがいい。
ミステリーでも あんまり 異常者とかサイコっぽく
ないのがいい。

フレデリック・フォーサイスが好きで、初期の作品は
殆ど読んだが(すべて ハードカヴァーだった!)
冷戦終結後の作品は ”ネゴシエーター”にしろ、
あまり 面白くなくて 読まなくなった。

グレシャムも 日本とはちがう司法制度が おもしろくて
読んでみたが、最近の”パートナ”は ”あれ?”という
感じ。結末が“やっぱり悪いことは悪いのよ”みたいな・・。
今までの 主人公の弱さはさておき、勧善懲悪の心地よさが
なくなっちゃった。“路地裏の・・”は なんかアメリカの
弁護士って こんなんなんだ と わかっちゃった気がする。

“あしながおじさん”にも いうとおり、自分の体験を
もとに 書かれた小説は 説得力があって おもしろい。
それと、史実を 細かく調べて書かれた歴史小説も好きだ。

いろいろ 偉そうなことを書いたけど、身内は私の
読書傾向を知っているから、内心笑っているにちがいない。
つまり 日本文学全集や世界文学全集は、学生時代だけで
たくさんなのですよ!!!



2004年01月21日(水)
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