【読書記録】重松清「きよしこ」

これは重松さん自身のお話でもあり、吃音というしゃべるのにつえてしまう子供が主人公のお話。
表題作のきよしこ。本当にほんとうに、クリスマスにほしかったのは、ね。発音をつまらせてしまうのが怖くて口に出せないもどかしさ、わかってほしいと願う気持ち。私は体感できなくても、そこから見える気持ちはとてもはっきり伝わってきて、読めてよかったなぁと思います。

こんなとき、こんな風に感じているのだなと思うようなシーンではとても考えさせられるものがあったりして、一度考えてみてほしい。そんな一冊でした。NO.42■p253/新潮社/02/11
2008年09月04日(木)

ワタシイロ / 清崎
エンピツユニオン