【読書記録】森博嗣「クレィドゥ・ザ・スカイ」 |
混乱。今までのスカイクロラの終着点がこの一冊、という捕らえ方なのでしょうか。どこまで読み進めても自分が誰なのか認識しない主人公となんとなく今まで見知ってきた登場人物たち。そんな中で、主人公の僕が考えるのは、やっぱり空のことだけで、戦争の意味やキルドレの存在、大人については考えてはみても無関心。本当は、読み手である私たちがこういうことについて考えるべきなのかもしれませんが、私はただ純粋にキルドレの僕の感覚を味わってきて、そしてこの巻もそれで終わらせようと思います。不思議な世界観をありがとうございました。あとは番外編を残すのみかな。NO.46■p313/中央公論新社/07/06
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2008年09月16日(火)
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