日々是迷々之記
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2005年03月23日(水) 吸い込まれるように日常は

連休明け、しかも大雨ということで、かなり気分が沈んでいる。会社はもの凄く忙しく、淡々とした上司が鬼に見える。単に慣れているだけなんだろうけども。

携帯電話が鳴る。マナーモードなのでぶるる、ぶるるとふるえるのだが。出てみると、母親の入院している病院の集中治療室からだった。ついに!と思ったがそんなこともなく、「○○さんという方がお見舞いをしたいと言って来られてるんですが。」と言われた。

で、それがどうしたん?と思ったが、集中治療室は親族以外原則見舞いが出来ないのだ。それで私に確認を取りに来たのだろう。名前くらいは聞いたことある人だったのではぁどうぞと答えたが、これから誰かが見舞いに行くたんびに携帯に電話がかかってくるのだろうか。ひぇー!!

ついでに今日も朝から大雨。だが、区役所に行って書類にはんこをもらわなくてはいけない。高額医療費を免除してもらう書類で、月一回行かなければならないのだ。今日行くのは3月の分。はんこをもらうだけやからと思い、会社に電話をして10時半ごろの出社になりそうですと連絡した。

が、これが読みを外す。役所は混んでるし、役所のおっちゃんの動きは遅いし、大雨で道が川みたいに流れてるしで、11時を過ぎてしまった。うまくすれば、はんこをもらったその足で病院に行き、入院費用を払うつもりだったのに。役所だけで11時を過ぎてしまったんである。

会社に行くと同じ歳の上司に怒られた。「10時半ていうからそれで段取りを組んでいる。もし、10時半が無理ならもう一度その時点で連絡をしなさい。」とのことだった。ごもっともである。私が基本的に会社にいるときは会社のこと、役所のことをやってるときはそのことと、それだけしか考えないタイプの人間だからこの手の軋轢は良くある。社会人としても家庭人としても失格だなぁとこんな時はよく思う。

でも、それを埋め合わせるのは仕事して見せるしかないのだ。マシンの如く手を動かし、お茶もたくさん入るサーモスのボトルに入れて仕事に集中する。肩が凝るがこれしかわたしにできることはない。

夕方トイレに行った。鏡に映る自分の姿を見て唖然とした。白髪がしょぼしょぼ見えて、地肌から2センチほどが黒くなった、髪の毛。そういえば美容院に行ったのはいつだろう。瞼の二重が五重くらいになっている。口角の皮が乾燥して白くなっている。そういえばリップクリームすら塗っていない。

こういうのが、「にこやかさが足りない」という評価の中に入っているのだろう。見ている人は見ているし、横を通るだけで感じるものもあるだろう。

今のままでは私はだめだと感じた。でも、どうやって、何をどうすれば、にこやかで陽気なころの自分に戻れるのだろう。それとも時間はこのまま進んでゆくのだろうか。何かを探さなくては。もっと自分を持ち上げるための何かを。


nao-zo |MAIL

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