日々是迷々之記
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先週の火曜日はあるメーリングリストの飲み会だった。そこで指摘されて気が付いたのだが、最近、この日記は母親とのことばっかりであったようだ。よく考えればそーだよなってことで、まだ日記に書いてないけど起こったことについていくつか書き記そうと思う。
3月下旬に相方が大阪の家に戻ってきた。愛知県に2年ほど行っていたのだが、次の仕事は大阪になったのだ。恐ろしいことにレンタカーで2トントラックを借りて、満載の荷物とともにやってきた。ということで、我が家は段ボールハウスと化し、ドロボーが入っても何が取られたかわからないと言い切れる主婦としては恥ずかしい状況にある。
その後、4月に入ってすぐ、バイクが納車された。ホンダのVTR250。数年ぶりにバイク復活、しかも初めてのロードバイクである。納車した次の週にバイクショップ主催の夜のラーメンツーリングで奈良県に行き、彩華ラーメンを食べ、その翌週にはまたもやバイクショップ主催の温泉ツーリングで和歌山の二の丸温泉に行った。ということで納車3週間で600キロほど走った。すでに一回立ちごけしているのは秘密である。
まぁ、こんな感じで人生はいろいろとある。楽しいこともあれば、しょうがないこと、やらなきゃいけないからやってるだけのこと、そのどれもが全部自分の人生のパーツなのだ。
週末、やっとのことで実家の物の廃棄、掃除を終え、あとは契約書と鍵を持って大家さんのところへ行くだけとなった。片づいた、と思う反面、本人の意志を無視してやったことに対するひっかかかりがあるようで、今朝は悪夢でうなされた。母親が奇跡の復活を遂げ、勝手に物を捨てて、アパートを引き払った私を罵倒するのである。「あたしなんか死ねばいいと思ってるんでしょ!」そんなことを夢の中で言っていた。
んなこと言われたって…と思う反面、どっかでさっさと消えて欲しいと思っているのだろうか。寝起きに吐いてしまった。吐いてしまったので会社は休むことにする。会社で吐いたらみっともないからだ。睡眠薬を飲み直し、12時まで寝る。今度はすんなり眠れた。
銀行に母親名義の預金を下ろしにゆく。これが1時間くらいかかった。まず、キャッシュカードを作っていないので、はんこと通帳を持って窓口へ。本人ですか?と聞かれたので違うと答える。どういうご関係ですか?ときかれるので、親子ですと答える。それを証明する物はありますかと聞かれる。
親子関係を示す書類って何があるんだろうと思う。父親の戸籍を取り寄せれば、母親と結婚して長女として私が産まれたことは書いてあるだろう。それ以外には思いつかない。そんな物は当然ないので、母親の保険証、私の免許証を出す。それでも渋い顔をしているので、母親の入院している病院の看護婦詰め所に電話をかけて、母親が入院していることを確認してもらうことにした。
で、病院に電話をしたら、「お答えできません。」とのことだった。個人の情報を守るための法律があるので、外部からのそういう質問には答えられないというようなことのようだ。でもこの場合は困る。私は半分キレかけで、「構わないので入院していると言ってください。ここで出金できないと、今後、病院の支払いはできません。母親が入院していることの証明が必要なんです。」と言った。すると婦長は、私の氏名、生年月日、住所、電話番号を言わせた。本人確認のつもりなのだろう。私は声を聞けば婦長だって分かるが、向こうにはそれほどわからないのだろう。
そんなこんなでどうにかお金をおろすことができた。なんでこんなことでテンション上げて、キレかけたりしなければならないのだろう。「銀行が本人でないと出金できないと言っているので、入院代は払えません。ごめんね。」そう言ってしまうことができればいいのだろうが、そう言えないのが現実である。
どーっと疲れた。生きていくことは、わたしのようなへたれ者にとっては時としてそれだけでめんどくさいシロモノになってしまう。明日こそは会社に行かねば。
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