日々是迷々之記
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夕方、隣の区のスーパーが5時半から「ごはん市」という生鮮食料品の3割引をやるので、えっちらほっちらと自転車で行ってきた。普段から安いのに3割引ってどーよ、と言いつつ、今日のおかずはハンバーグにすることにした。牛肉のみの混ぜものなしのハンバーグ。それにとろけるチーズを乗せ、昨晩の残りのビーフシチューをベースにしたソースをかける。クレソンにふかしたとうもろこしも添えよう。
家に帰って風呂に入っていると、いきなり相方が帰ってきた。なんで電話せーへんねんと言うと(いつも会社を出る前に電話をくれる)、金曜日は定時で上がるって先週言うたやんけと言われた。そういえばそんな気もする。
風呂から飛び出て大急ぎで食事の準備。肉を捏ねて焼き、とうもろこしをふかす。意味なく涙がでてくる。いかん、パニック状態に陥ってしまった。
「とにかく焦ったらだめですよ。」と病院の先生に念を押されていたのに、食事をちゃんと準備できなかったことからパニックである。心臓がバクバクする。心なしか相方も非常に機嫌が悪く、朝、私がなかなか起きないことなどをぶつぶつ言い出した。
あー、しんどい。頭が痛くなってくる。普通の夫婦はこういうときどうしているのだろうか。死にそうになりながらハンバーグを焼き、テーブルに並べ、ビールを一気のみする。2杯目は焼酎だ。ミュージックステーションを見ながらどうにか気分がましになったころ、相方は焼酎をグラスに入れ、布団へ入った。
結局帰ってきたときに食事が出来ていないと腹が立つのだろう。まぁそれはわかるけどさ。私だって同じ立場なら同じように思うだろう。
ぷちぷちと薬を包むプラスチックのシートを押して薬を出す。本当は水で服用すべきなんだが、焼酎で飲む。睡眠薬も。あかんことなんだろうが、これ以上落ち込みたくない。酒は命の水、そして心の水でもある。
最近、なんでだろう、わたしのまわりの人がすごく楽な感じで生きてる気がする。思うままに行動し、思うままに人の心を傷つける。そして早く寝る。そういう風に生きられればそりゃ人生楽しかろうと思う。
元祖でぶやを見ても、探偵!ナイトスクープを見ても何故か笑えない。早く薬が効いてさっさと眠りたいものである。
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