2001年10月05日(金) |
モノには記憶が繋がっている |
昭和30年代からの資料館には、私の思い出が溢れていた。 まず、モノを見て「懐かし〜い」と一声をあげた後、 必ず思い出す風景や人間関係、 もしかしたらそれ以上の記憶が、芋蔓式に繋がってくる。 懐かしさは、同じモノでもそれぞれの記憶が蘇り、 無口な人を饒舌に変える力、を持っている気がする。 二人用の小学校机には、誰が引いたか真ん中に境界線を引いた後があったり、 付録の歌詞カードが欲しくて「平凡」や「明星」などを買った。 夏休み前には「かんゆうドロップ」を注文して、通信簿と一緒にもらった。 テレビも見ない時は、布をかぶせてあったなど、キリがない。 音楽や食べ物、そして見るモノ。 人間の五感って凄いなぁって、あらためて実感した視察であった。
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