「硝子の月」
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2001年12月11日(火) <成り行き> 瀬生曲、立氏楓

「で、何で俺達は猫なんか洗う羽目になったんだ?」
 大きなたらいとルリハヤブサを威嚇する十匹近い猫を前に、少年は溜息をついた。
「何で…ってお前が言うか?それを」
 些か年よりは上に見える青年が、猫を威嚇しながら言う。いずれにしろ、水嫌いの猫どもを洗わなければならないのには代わりがない。


紗月 護 |MAILHomePage

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