「硝子の月」
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2001年12月14日(金) <成り行き> 瀬生曲

「俺のせいじゃねぇだろ」
 ティオはふいとそっぽを向いた。
「アニスがいるとそいつらが警戒するから、どっか行ってる」
「ちょっと待ておい!」
 後には猫と盥と青年が一人残された。
「あれ? ティオは?」
 少女の声に振り向くと、彼女は追加の猫を二匹抱えていた。
 青年はがっくりと肩を落とす。
「グレン?」
「猫に威嚇される猛禽類を連れてどっか行ったよ」


紗月 護 |MAILHomePage

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