ぶつぶつ日記
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久しぶりに会った友人とアラブ談義に花を咲かせたのだが、 その中で気がついたことがいくつかあった。 その1つが,アフガニスタンは湾岸戦争時のイラクよりも、 明らかに日本人の同情され,そして理解されている、と言うことだ。 湾岸戦争時、空爆されているバクダッドにいるたくさんの子供たちに同情し、 イラクの内政を理解しようとした人間は、あまり多くなかったと思う。 10年経ってネットなど個人が情報をとる機会が増えたとは言え, パレスチナに対する理解度などが大して変わっていない事を見ると, アフガンに対する日本人の同情と感心は いまだかつてなかったムーブメントのように思える。
それは、明らかに現地で活動しているNGOの人たちの力が大きい。 今度の報復活動以前から,日本人の中に, 細々とだが独自の救援体制が作られており, そんなに多くはない機会だったが, アフガンの人たちの窮乏を目にしている人がそれなりにいたんだと思う。 これは、とても大きいことだ。
民間の人たちが、こつこつと岩にしがみつくように作ってきた このアフガニスタンとの細い、でも確かな絆を, 国が断ち切ることなどないように,切に願ってやまない。
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