ぶつぶつ日記
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今朝、電車の中で放送大学の課題をやっていたら、 なんで日本人はアフガン人に同情的なのか、 ちょっとわかったような気がした。 国際関係論の教科書に書いてあったことだが、 第2次世界大戦中に国連の枠組みができたとき、 元加盟国となる資格がある国は、 連合国側、すなわち日本やドイツの枢機卿国と 対立関係にある国に限られた。 1945年、第二次世界大戦の帰趨がすでに決定していた状態 (すなわちすでに日本やドイツの敗戦がほとんど決まっていた状態)で、 それまで長く中立を保ってきたラテンアメリカ諸国などが 次々と日本に宣戦布告をしたのは、 国連の元加盟国になる資格を得るためで、 これによって多くの国が加盟国となった。
その中で、アフガニスタンだけは矜持を持ち、 最後まで対日宣戦布告をしなかったと言う。
もう、これだけ聞いて、どんと寄付金をつんでしまう 戦中派の人もいそうな話しじゃないだろうか。
これは完全に日本の「武士道」の世界である。 欧米メンタリティーの人にはこのアフガニスタンの行動は 国益を損なう話しとして理解しがたいものにしか映らないだろうが、 日本人には美しい精神として理解することは難しくない。 そう、「武士は食わねど・・・」、とか、 「敵に塩を送る」とか、そういう世界だ。
そしてそれだけ昔から、アフガニスタン人は日本に対して 好印象を持っていたと言う証拠だろう。 今度は私たちが矜持を持って、 彼らを最後まで支援していけたら、と思う。
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