ぶつぶつ日記
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最近、もっともかっこいい!と思っている人物は イラン大統領のハタミ師、である。 穏やかなまなざし、温和な語り口、 それでいて「言うことははっきり言う」あの理性、 ゆったりしたイスラム服がまたセクシー。 あれだけ品格のある国家元首ってのは珍しい。 やはり「世俗」でないところが良いのか。
ウサーマ・ビン・ラディンとブッシュ。 この二人を並べたら、多分アメリカ人ですら 心の中ではウサーマの方が見栄えがいい、 と思うんじゃないかと思っているのだが、 いかに? さすがサウジの大ゼネコンの息子、 顔に育ちが出てしまうこの地域ならではの育ちのよさから来る品格。 その上彼はアラブハンサムの代表例だと私は思っている。 若い時はさぞかしうつくし〜、若者だったでしょう。 アラビアのロレンス並の白装束が似合ったに違いない。
そしてこのラマダン月。 ぼ〜っと預言者ムハンマドのことを考えていた私ははたと思った。 彼の支持者、そしてもしかしたら全く気がついていないかもしれないが、 たくさんのアラブ人、イスラム教徒は ウサーマに預言者の面影を見ていないか? それは、彼の行いから、では全くない。 ウサーマの容姿に、預言者の容姿を重ねてはいないだろうか?
太り気味の各国指導者の見苦しさとは全く無縁の痩躯に端正な顔立ち。 アラブの指導者にしては珍しく激しない、すばらしいアラビア語。 全く華美ではないしかしこざっぱりとしている最低限の服装。 預言者がクルアーンを啓示されたヒラーの洞窟を思わせる場所での映像。 彼自身は絶対に意識的にこれらを利用していると思う。 それを明確に意識しているムスリムは少ないかもしれないが、 もしかしたら預言者に思いをはせる時、 そこにウサーマの影がちらついていないだろうか。
アメリカにとっては彼の容姿すらも、脅威なのかもしれない。
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