2002年01月12日(土) |
大学ラグビーを見ながら思う・・・ |
先日、図書館で1980年頃の新聞縮刷版をめくっていた。ふと、TV欄に目をやると、今では考えられないような番組があった。私の地元である神奈川の神奈川テレビ(TVK)で、六大学野球を生中継していたのだ。注目を集める早慶戦だけではない。立教も東大も、ほぼ全ての試合を放送していた。試合開始の12時から、試合終了の目安となる17時頃まで、TV欄は「六大学野球中継」で埋まっていた。 このことを40代の男性に話すと、「え、知らなかったの?」と言われてしまった。当時は江川卓、山本浩二など六大学にヒーローがいた。スポーツ欄を見ても、今のプロ野球と同じぐらいの大きさで扱っていたという。 今、大学野球でTV中継といえば、早慶戦と全日本選手権、明治神宮大会の決勝だけ。しかも数年前までライブで放送していた決勝も、今や深夜の録画放送になっている。球場も寂しい限りだ。伝統の早慶戦でさえ、満員になることはない。 今日、大学ラグビー決勝を見ていて、久々に胸が熱くなった。仕事を忘れて、試合に熱中していた。早稲田と関東学院、それぞれの優勝に懸ける想いが伝わってきた。そして、国立は4万5千人の観客で埋まり、NHKは当然のように生中継をしていた。野球ファンである私としては、うらやましかった。
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