キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
index|back|next
2011年12月28日(水) |
あなたを定める言葉が見つからない。気がしているだけ。 |
誰か、私を止めて下さい、と切に願う。 けれど結局のところ決めるのは自分で。 そして私は私の足で、Aさんに会いにゆくのだ。
あの日。
あなたの服からとても良い匂いがして 近づいて匂いを嗅いだ。 柔軟剤の匂いだとすぐに分かった。 匂いフェチの私は、ずっとその香りを覚えておきたいと思った。
『いいにおいがする。。』と、 暫くあなたにひっついていた。 Aさんは『このコ変なコだなぁ』という顔をして笑ってた。
香と記憶は直結してる。
****
会ってはいけないことは分かっているのに 心が全然追いつかない。 こうやって、自分が心に全て支配されてしまう時間も いつか解けることが分かっているのに。
これからあなたに会う。
きっとあなたの手はまたとてもあたたかくて 私の手は冷たいのだろう。 あなたは私の手をとって、また自分のものにしようとする。
いつか聞かれたことがあった。
『今まででどんな悪いことしてきた? 小さいころとかでも、なんでもいいよ。』
『-----今です。 今が一番、悪いことしてます。』
そういうとあなたはとても笑ってた。
|