水野の図書室
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2001年11月28日(水) |
鈴木光司著『生と死の幻想』 |
ホラー小説が苦手だったのはなぜだろうと振り返ってみました。 わたしの中では、ホラー=死体 ホラー=「貞子」&「呪いのビデオ」なのです。 そうです。鈴木光司さんの『リング』!あの恐怖をずっと温めてたんですね〜 映画にもなったので、『リング』を読んだことがなくても、鈴木光司さんの お名前はご存知かと思います。
『リング』から随分経ちましたが、怖い物語でした。 読んだあと、わたしも死ぬかと思うくらい息苦しくなりましたから。 あんなに怖い思いで読んで、映画も観ました。怖い映画はイヤ!とか言いながら 観たのですから、人間は常に矛盾を抱えていますねー 笑
『リング』から『らせん』『ループ』『バースディー』と、まっしぐらに すすんだ人もまわりにいましたが、わたしは、『らせん』どまりで・・ でも、ずっと『リング』の呪縛に捉われていたのかと思うと、あらためて 本って、すごいなぁーと感動します。「一冊の本で人生が変わる」というのも わかるような気がします。わたし自身は、人生を変えるほどの本には、まだ めぐり会っていませんが・・ん?ホラー苦手人生を過ごした理由が『リング』 だとしたら、それはそれで本に影響されたということなのかも。
鈴木光司さんの短編集を選んだのは、なつかしい人に会いたくなって。 『生と死の幻想』(幻冬舎文庫)は6編の短編集です。 解説は柳 美里さん。 柳さんは、この短編集を純文学的色彩が濃いと述べています。 しかし、小説を純文学とエンターテイメントのふたつに区分けすることなど 無意味で、面白い小説とつまらない小説のふたつがあるだけだと考えている、 って、わかります!・・なるほど、・・柳さんの解説、読んでみて下さい。 おすすめです♪
『生と死の幻想』から、第一話は『紙おむつとレーサーレプリカ』 レーサーレプリカ?レーサーの複製ですかぁ? じゃなくて、そのままサーキットに持ち込んでもおかしくないバイク。 続きは、明日、またね!
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