雨のち晴れ...scbellen engel
一昨日の青年の言葉 - 2002年08月12日(月)


一昨日会った青年の言葉が
頭の中で何度もこだましてた。
「若いから」そうかんがえられるとかではなく
「若くなくても気持ちの持ちよう」と青年は言った。
実際、私は年相応に見られた事が未だかつてなく
幾つに見えるか聞いたら
やはり、かなり青年に近い年齢に見られていた。
私は言った。
「事情あって精神年齢は17くらいで止まってるから」と。
青年は言う。
「なら、なおさら これからやん!
見た目だって若く見えてるし精神年齢俺よか低いなら
 なおさら、これからなんだってできるやろ?」と。
今まで、こんな言葉を言われた事はなかった。
力強い言葉だった。
左腕の包帯も、すぐにみやぶられ
最初に聞かれた時「火傷」と、ごまかしたが
話していくうちに又「やったんやろ?」と言われた。
私はなぜか「うん」と答えていた。
「見してみ」と言われ包帯をほどいた その腕を
青年は、まじまじと見つめた。
「これは剃刀か。これは・・・煙草やったんか?見て見て!」
青年の左腕にも二個、煙草の後があった。
中学の時に若気の至りってやつやなと笑って見せた。
青年は包帯なんてしないほうがいいと私の手から
包帯を取り、遠くに投げた。
煙草でやったとこが、まだ二カ所、治りきってないので
薬が塗ってあって その為にしてあったのだが
妙に青年の言葉には真正面からぶつかってくるわりには
私の中にあった(くすぶり)を散らしてくれるようだった。
その証拠に、それ以来 包帯をしていない。
むろん、まだ赤みをおびていて
「いかにも」といった箇所もあるので今日なんかは
外に出る際、リストバンドをしていたが。

(だって、青年は南国育ちだから真っ黒で
 その痕がめだたないんだもん。私はまっちろけなもんで
 目立つのだよ。(´ー`) )

たとえ、もう二度と会う事はなくても
青年との二時間あまりの会話は
私に大きなものを心に残した。
リストバンドもしなくていられるようになったら
私は、その時こそ何かが変われると思っている。




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