散書
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2010年08月04日(水) |
「DTM専用ノートPC」という触れ込み |
かなり足もとを見落としたスペックのようで。
デスクトップPCが死亡したので、現在、仮のメインマシンと化しているこのノートPC、販売元から「DTM専用ノートPC」とかそんなコピーで販売されていたものだったのを思い出して、実験がてら、簡単で短くて変なオルゴール曲を作ってみた。 取り敢えず疑問に感じたのが、デフォルトではオンボのサウンドカードの設定で、ステレオミキサーがミュートにされていること。まさかこんなところに落とし穴があるとは思わず、フリーのDAWであるMusicStudioProducerでのミックス作業にやたら苦戦した。 そしてこのサウンドカード、PCそのものが送料込み11万程度だったことを考えればそんなものなのかもしれないが、「DTM専用」を謳ってるわりには、録音時のノイズがひどい。外部デバイスは必須。ただ、USBで接続するオーディオインターフェースまで持ち歩くとしたら、ノートPCとしての利点はほぼ死にませんか。と思わざるを得ない。 DTMに向けた設定が為されている点というのは、今のところ発見できているのが、デフォルトでバックグラウンドサービスが有効になっているという、その一点のみ。 ‥‥これ、どう控えめに評価しても、看板倒れだよな‥‥ CPUが1.66GHz×2、メモリが2GBあるから、ちょっと重いくらいのVSTiならそれなり動作するんだけど、このくらいのスペックなら、多分、そこらのノートブックとかと変わらないのでは? どれだけのアプリケーション立ち上げるかによっても変わるだろうけど、3時間強は動作するだけのバッテリーがあるとはいえ、それで一曲作るに満足できる作業ができる人ってのはなかなかいないだろう。 はっきり言って、オーディオインターフェースと一緒に持ち歩くことまで含めて考えるなら、もっと小さいノートブックを買った方が、割には合うと思う。
以前、俺はこのノートPCを、余った仕事の休憩時間に小説を書くのを主な用途として使っていたので、今後もそれをメインに据えるかな、といった感じ。 もっとも、作曲も、最初はMUSEでMML記述で作るところから始めてる人なので、作曲の下書きをする分には十分に使えるマシンではあります。 ただ、DTM専用の謳い文句のわりに、スピーカーも悲しいくらい貧弱なので、ヘッドフォン必須。 ヘッドフォンといえば、こないだ試しに買ってみたオーディオテクニカのヘッドフォンは、どう価格帯のソニー製と比べると遥かな高音質でいい買い物したぜひゃっはー! って感じで素晴らしかったです。あとは、DTM関連機材のほとんどをROLANDで固めてる俺としては、ROLAND製のヘッドフォンも試してみたいところ。今使ってるヘッドフォンが9個くらい買えるお値段だけどね。
それにしても、このノートPCも買ってから一年以上経ってるだろうに、今更こんなレビュー書いてる俺は一体いかがなものよ。
仕事も金もないと、ほんとに引きこもりになるな‥‥
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