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もし仮に、君と僕とが同じ100mメートルを歩いたとすれば■2002年12月23日(月)

(つづき)

「嬉しいときに嬉しい!って言いたいじゃん。」

そう生徒は笑った。

「それが自然じゃない?」

確かに。

でも、僕なんかはだんだん、幸せを感じ取る感覚が鈍ってきた気がするよ。

余計なことばかり考えているうちに、見落としてる事が多いんだろうな。

もし仮に、君と僕とが同じ100mメートルを歩いたとすれば、歩いている途中で、君は僕よりも幸せなことをより沢山見つけ出すだろうよ。

「えー、そんなふうに褒められたの初めてだなあ。あ、でも私もね、遊びたい気持ちがあっても、勉強しなきゃなあって思うと、それで遊ぶ気がなくなっちゃったりするよ。」

そうか、頑張ってるね。






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