最近、どうもあくせくしていて、 日々を場当たり的に生きている気がしていたが、 夜、たまたま眠れずに考えていたら、その原因に思い当たった。 もちろん、それが本当の原因かどうかは分からないが。
記憶をたどってみると、 今の僕にはもう、高校の記憶がほとんどない。 友人の高校に行ってみたり、高校の話を聞いたりしたときから 何かおかしいとは思っていたのだ。 そして、昨日の夜、高校の頃のことを思い出そうとして、 初めて高校の生活がほとんど記憶に残っていないことに気づいた。 ちなみに余談だが、 その友人の高校というのは、東大教育学部附属高校で、 今は中等教育学校とかいう名前になっているので 厳密に言えば高校ではないが。 さらに話は飛ぶが、その中等教育学校には、教育実習棟なる建物がある。 教育実習用に建物が存在するらしいのだ。 さすが教育学部に付属する学校である。 付属と言うと普通はこの字だが、校名に使われているのは「附属」という字である。 ただし、信号機には「付属」と書いてある。
で、自分の礎になっているはずの記憶がないのだから、 日々が場当たり的になっていくのも当たり前だ。 昔から積み重ねてきた信念だとか、そんなものもきっと一緒に消え失せているはずだからだ。 自分の記憶力には昔から自信がなかったが、 それにしても高校の思い出がほとんどない、というのはきつい。 …それとも、大学生も2年以上やっていると 高校の記憶なんてなくしてしまうものなのだろうか。 しかし、中学の記憶はそれなりに持っているのだが。
とにかくなにも考えずに過ごす大学生活は、本当に過ぎていくのが早く感じる。 だいたい、三年生になっているにもかかわらず、 まともな知識が身に付いていない気がする。 そもそも、レポートを書いていないのにこんな日記を書いていることが問題だ。
|